権利確定日 | 6月 |
優待の内容 |
自社製品詰め合わせ
100株以上 500株未満 1,000円相当
500株以上1,000株未満 3,000円相当
1,000株以上 5,000円相当
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IRページ |
一正蒲鉾と書いて「いちまさかまぼこ」と読みます。
一正蒲鉾は新潟の会社で、水産練り物のシェアは紀文食品に次いで国内2位、所謂かにかまぼこは国内首位のシェアを持ちます。
水産練り物は、ちくわ、はんぺん、かまぼこの総称で、その大半は国内で消費されます。一正蒲鉾は海外営業にも力を入れており、売上高を伸ばしています。
子育て支援策が先進的であると厚生労働省から最高級の評価を得るなど、従業員の福利厚生に力を入れている会社です。
以前から首都圏のスーパーでも販売していたと思いますが、かつては目立たない場所で売られていたかもしれません。
最近はスーパーの目立つところに置かれるようになり、営業に力を入れている雰囲気を感じます。
株主優待品は自社製品詰め合わせです。
2014年6月期までは1単元1,000株で取得しづらい銘柄でしたが、投資単位の引き下げにより、とても身近な存在となりました。
100株の株主には1,000円相当の自社製品です。
1,000円相当の場合、通常は1品から2品でおしまいというのが相場ですが、一正蒲鉾はなんと5品も詰め合わせてくれます。
製品の内容ですが、国内首位のかにかまぼこ、国内2位の水産練り物関連として、おでんの素、後は海産物を含んだスナック菓子、クリームの入った豆腐となっています。
普段買わない製品をいただけるので、企業を知る良い機会です。
食品メーカーの珍しい製品なので、簡単な食レポを載せたいと思います。
おでんの具材は良い意味でオーソドックスなものでした。
温めてお皿に移すだけで食卓に立派なおでんが並ぶ便利な製品です。
手軽におでんが楽しめる利便性は一人暮らしの若者からお年寄りまで幅広い層に喜ばれると思います。
嶺岡とうふは牛乳と生クリームで作った新しい食べ物という印象ですが、発祥は江戸時代まで遡ります。
嶺岡とうふは牛乳を葛で固めた料理で、一正蒲鉾の製品はさらに生クリームを加えて21世紀的な豆腐に進化しています。
味は豆腐なのかスイーツなのか良く分からない、ある意味ニッチな味です。
別添に砂糖とみそを混ぜたオリジナルのたれが付いていて、お好みに合わせて付けて、色々な味を楽しむことができます。
オホーツクは所謂カニカマの一種で、一正蒲鉾が売り出すカニカマにはオホーツクというブランド名が付けられます。
このカニカマという食べ物の歴史は戦後しばらく経った1972年に日本で誕生した食べ物で、メーカーごとに独自のブランドを擁立して食品スーパーに並べているのが現状です。
戦後和食史に残る名品であるカニカマは、調べれば興味深い話が出てきそうなテーマです。暇なときにでもちょっと掘り下げてみようかな。
スナックは、黒ごま味と磯の風味の2種類です。
油のギトギト感の無い、非常に食べやすいスナックで、サクサクっと食べきってしまいます。
変な表現になりますが、しっかりしたジャンクフードです。