優待が廃止、終了、休止となった銘柄の品々

　こちらのページではかつて株主優待サービスを実施していた会社の優待サービスを紹介しています。サービスが終了する理由は主に次の事由があげられます。

・会社が消滅した。

・別会社の傘下に入り自ら株主還元サービスを行う必要が無くなった。

・業績不振に伴うコスト削減。

・優待に係る事業が終了した。

・株主間の不公平の是正。

・その他

　優待廃止は必ずしも栄枯盛衰、盛者必衰の文脈で語られるものではありません。企業集団の発展のために前向きに廃止する場合もあります。

　とは言っても毎年贈り物をしてくれた会社が無くなってしまうのは、太陽が水平線の下に沈む寂しさに似た感情を抱きます。

　再上場したらまた優待を復活して欲しい願望と、優待サービスの思い出記録としてこのページを作成しました。

　このページでは個人的に復活を熱望している厳選された廃止銘柄を紹介しています。

第一屋製パンの株主優待は子会社の製菓会社の製品を詰め合わせたものを贈ってくれました。

その内容は、レーズンサンド5個入×2袋とレモンとチーズのグラノーラサンド5個入×1袋でした。

量産品を3袋だけ贈られてきたと思うとガッカリしますが、意外と良い所の多い優待品です。

まずコーヒーとの相性が良いお菓子です。

9月にキーコーヒーの優待を取っていれば、素敵なコーヒーブレイクを楽しめるでしょう。

2番目に意外とボリュームがあるので中々減りません。お菓子1個あたりの食べ応えもあるので長持ちすると思います。

3番目に取得金額がそれほど必要ないので、お得感があります。

数十万円出してギフトセットの優待を手に入れても、贈られてくるギフトの中身が物足りないという話は珍しくありません。

こちらは10万円台で権利を取得できるお買い得な株式です。

今の高い株価水準で、10万円台で買えて、これだけの優待品がもらえたら上々です。

当時の社名のまま記載しています。

ご存知のとおり、コカ・コーラ社の製品は全国の小売店で溢れ返っていて、激安ショップでビックリする値段で売られている事も少なくありません。

安く買えるものを敢えて株主優待で取得する必要があるだろうか。

そう考えこれまで敬遠していたのですが、2014年の権利日間近にたまたま買い頃の株価だったので100株を取得してみました。

コカ・コーラウエストの株主優待は特徴があって、コーラ社のカタログか株主優待サイトで使えるポイントが株主優待の内容になっていて、そのポイント内で自由に製品を選択できる仕組みになっています。

商品カタログと株主優待サイトどちらも同じ内容が載っていて、コンピューターを使うのが苦手な人も苦労せず注文できます。

ポイントは100株で1,800円相当のポイントがもらえます。

多種商品の詰め合わせに1種類の商品の詰め合わせ等、選択肢のバラエティに富んでいて、選ぶわくわく感は中々のものです。

コカ・コーラウエスト初めての株主優待はコーヒーの詰め合わせにしました。

商品が到着した時の重量感と日頃よく飲む商品のてんこ盛り感がとても嬉しく、自分でも予想していなかった満足感の高さでした。

希少価値のあるものをもらうのもいいですが、日頃買っているものを沢山もらうのも良いものです。こういう喜びがあったのかー。

すっかり気に入ったので毎回ジョージアのコーヒーをもらっています。年2回もらえる機会があるのも嬉しいです。

【自分では絶対買わない。そこが良い。】

コカ･コーライーストジャパンの株主優待ではコカ・コーラ社製品の詰め合わせがもらえます。

小ぶりのペットボトルで5種類(茶、水、ファンタ)、350ml缶で3種類(コーラ、アクエリアス)、180ml缶で4種類(ジョージア、リアルゴールド)入っています。

コカ・コーラの自動販売機がダイニングに表れたような多彩な顔ぶれ。

自分で買い物しても、この組み合わせでこれだけの量は絶対買いません。

贈り物ならではですね。

毎日ちょっとずつハッピーがもらえそうな優待品です。

　保育園運営をはじめ子育てを支援するサービスを提供する最大手企業です。私は勘違いしたのですが郵便事業はやっていません。

　JPホールディングスが贈ってくれるお米は運営する保育所で使用している新米だそうで、子供が食べても大丈夫なお米ですから品質は高いと思います。とても美味しいお米です。 

　焼津水産化学工業は、天然素材から天然調味料、機能性食品素材を製造して、それらを加工食品メーカー等に販売している会社です。工場で生産したものは最終的に調味料、サプリメントになります。

　私は門外漢なのでよくわかりませんが、この業界はアリアケジャパンがリーディングカンパニーでYSKさんは中堅企業として奮闘されています。

　私がここの会社の株を買った動機は、焼津、水産、調味料、の単語から魚介類の加工食品をもらえると思ったからです。証券会社の優待情報には自社製品としか書かれておらず、自分でもらって確かめるしかなかったのも理由の１つです。

　漢字がズラリと並ぶお堅い会社からの贈り物を思わせます。早速箱を開けてみると2つの優待品が入っていました。てっきりカツオやマグロの何かだと思っていたら、まさかまさかの美容品でした。

1つはコラーゲンドリンクです。

小さい瓶にコラーゲンがたっぷり詰まったサプリメントです。10本入りです。味はグレープフルーツ味で美味しく飲めました。良かったです。

　もう1つは入浴剤でした。

　可愛らしい袋に手作業で詰めてくれ、まごころを感じられる品で幸せな気分になりました。もちろん入浴剤の使い心地も良好でした。やはり天然素材成分は一味違います。

　過去にサツドラホールディングスからいただいたような魚介類の食べ物を期待していると肩透かしを食らいます。しかし贈られてきた商品自体はクオリティの高いものだと思います。

【お肌スベスベで体はポッカポカ】

100株以上保有する株主に対して一律に2,000円相当の美容健康生活関連商品を贈ってくれます。ここ数年はノエビアの入浴剤を贈ってくれます。

この入浴剤が市販の入浴剤と一味もふた味も違っていて、お湯が肌にあたる感覚がとてもソフトになります。特に冬場に使用すると違いがよく分かり、湯上りの肌のスベスベ感と体の温まり方が素晴らしいです。

必要資金が少額で済みかつ信用売りのできる銘柄です。優待品の内容が素晴らしいので是非取得したい銘柄です。

カワサキは昭和46年創業の比較的若い会社です。

レイクアルスターという独自ブランドが全国の女性に支持されました。

カワサキの社名は知らなくても、タオルハンカチのデザインを見た事無いという人はいないでしょう。

そのタオルハンカチがこちらです。

200株保有株主対象の株主優待で、シェニール織のタオルハンカチを2枚いただきました。

カワサキは自社工場を持たないファブレス・カンパニーで、企画・デザインの会社という事らしいです。

賃貸・倉庫事業も手掛けていて、こちらは社内の資産を有効活用しようという狙いが窺えます。

8月決算で大阪に本社のあるアパレル会社といえばヤマトインターナショナル(8127)が思い浮かびます。

私が生まれる遥か前、大阪では糸へん産業が非常に盛んで、その一角としてカワサキやヤマトインターナショナルのような会社が発展したのかもしれません。

この辺り、戦後日本経済史的に興味深い所なので、時間があれば掘り下げたいなと考えています。

マダムの間で人気の高いシェニールのハンケチがもらえます。

サイズは小ぶりで生地は薄手ですが、ばったもんぽさの無い、本物のシェニールです。

タグにドイツ製と記されています。

このデザインは市販されているのでしょうか?希少性も高そうです。

株主優待を取得するのに高額の逆日歩を払う羽目になった人が「高級○○になった」とウェブ上で嘆いているのをよく見かけますが、この株主優待のハンカチは本来の意味における高級ハンカチでしょう。

株式の取得に関しては、信用売りができないのでリスクヘッジはできません。

また権利落ち額も大きく、権利取得最終日直前に取得すると大きな含み損を抱える事になるでしょう。

さらには流動性が低いので株価の回復が非常に遅いです。

損失覚悟と開き直って取得する銘柄です。

【玄品ふぐ】

関門海というふぐ専門店をチェーン展開している会社が、かつてふぐ料理を食べさせてくれる株主優待を実施していました。

とても人気のあった株主優待でしたが、業績の悪化に伴い廃止されました。

現在の業績は会社四季報によれば着実に良化しているとの事です。

株価も2012年日本が近年もっとも苦しかった時期に付けた72円を底に、そこから倍以上の値段を付けるまで回復しました。

株主優待復活はいつになるか見当もつきませんが、復活したら物凄い勢いで株価は上がると思われます。

株主優待は復活しました。詳細はこちらのページになります。

【掘り出し物が多い優良優待】

イエイエ娘に代表されるインパクトの強い広告戦略でファンを獲得し、サイケデリックなファッションで一時代を築いたアパレルの古豪です。

現在は中国の繊維会社の一子会社になってしまい、万年無配で株価も低迷している寂しい銘柄となっています。

株主優待はファミリーセール的な販売会に招待してくれるのですが、三陽商会などに比べると地味な印象は否めません。

といっても花と実の会で売りに出されている商品は値段の割に良いものがあって三陽商会の株主優待セールと比べて有意義な時間が過ごせます。

衣類以外にゲスト出店で美味しい食料品も販売しています。

あと忘れがちですが、年2回優待がもらえます。

スリ－エフは神奈川県に地盤を持つ中堅コンビニエンスストアです。

ファミリーマートと共通のサービスがあるのが特徴です。

Tポイントカードが使えたり、最近ではファミリーマートと共通の商品を販売しています。

ただ資本関係はファミリーマート色は殆どありません。

首都圏で生活する人向けの株主優待です。

神奈川県に拠点を持つローカルコンビニ・スリーエフで使える金券です。

ローカルコンビニとはいえ東京都と神奈川県に相当数出店しているので使う機会は十分すぎるくらいあります。

100株取得して500円分の買い物優待券をもらうより300株取得して2,000円分もらう方が割の良い投資なのは容易に判断がつくと思います。

しかし株価が不安定な時期に権利日が到来するので300株ですと株価の評価損が3倍になる点を考慮しないといけません。

2014年8月時点では無配継続中で復配の目途は立っていない模様です。

ただ2014年10月にローソンと業務提携をする旨が発表されました。

資本提携が配当政策にどう影響するか注目です。

ところでポプラ株は逆日歩が高く付く傾向にあるので信用売りはお勧めできません。

権利落ち幅も大きいので、いわゆる裸単騎でも躊躇してしまいます。

1,000円分の買い物券があればポプラのお店で結構買い物ができるので魅力的な株主優待なのですが、投資判断は慎重になってしまいます。

【SRIXONとXXIO】

住友ゴム工業の高い技術力を基礎にして、ダンロップブランドを筆頭にテニス、ゴルフ用品を製造販売しています。

優待品は自社製品の人気ブランドから選べます。嬉しいのはゴルフとテニスをしない人も満足いくようにクオカードが選択肢に含まれている事です。

【バーバリーが買えた】

三陽商会の株主優待はまだ存続していますが、目玉ブランドのバーバリーとの契約が終わってしまったのでこちらに掲載しています。

一度優待セールに参加した事がありますが、百貨店に並んでいるプロパー品は皆無で「どこのバーバリー!?」と言いたくなる製品ばかりでした。数少ないまともなバーバリー製品は10万円台のものが多く手出し辛い優待セールでした。

【レアなお洒落アイテム】

フィギュアスケートのスポンサーとして有名な会社で、ダックスブランドの商品を日本で扱っています。

DAKS手帳は会社の粗品でもらえるレベルの簡易手帳ですが、表面にダックスのチェック柄があしらわれています。

手帳が(鞄などの)ポケットの一部から覗いているとダックスのチェック柄がワンポイントのアクセントになり非常にお洒落です。

期末一括配当で残念ながら株主優待と配当を両取りする事はできませんが、配当利回りがかなり高い会社なので長期投資でも面白い銘柄です。

　東海地方の小売業の雄。サークルKサンクスは全国展開。2月20日権利のパレモはユニーGHDの主要子会社で、さが美、UCSも子会社にあたる。

【きめ細かい案内に東海小売りの雄としての矜持をのぞかせる】

ユニーグループ・ホールディングスは総合スーパー「ユニー」を筆頭に各種小売、金融、サービス業を傘下に持ちます。

PB商品には何が入っているのか、そこを明らかにしない会社は少なくありませんが、ユニーはきちんと説明されていて、返信の方法まで詳しく載っています。

こういう所をきちんとしていると、しっかりした会社だなという印象を持ち、ユニーを応援しようかなという気持ちになります。

なおユニG・HDでは株主優待を実施している子会社が結構あります。

さが美(8201)、パレモ(2778)、UCS(8787)、カネ美食品(2669)が株主優待を実施しています。

分散投資の視点からは何とも言えませんが、ユニーグループの株主優待を全て揃えてみるのも一つの楽しみ方かもしれません。

こちらの画像が申し込んでいた優待品の内容です。

ユニーグループのPBブランドであるスタイルワンの商品の詰め合わせです。

スタイルワンはサークルKサンクスでも買うことができます。

この詰め合わせで嬉しかったのは、プライムワンの商品が１つ入っていた事。

プライムワンは、ワンランク上のPB商品を作ろうというコンセプトの下、ユニーグループの他、イズミヤ、フジも企画に加わって開発されたPBブランドです。

フジ(8278)の株主優待でスタイルワンの詰め合わせをいただき、PBとは思えぬ美味しさでした。

再びスタイルワン商品を楽しめるとは思いもしませんでした。

　流動性と流通量の高い銘柄なので高額逆日歩のつく可能性は低く、信用売りと併せて株式を取得すればほぼ無傷でタオルをゲットできるでしょう。

　ただ、うさぎ(タオル)のモフモフ感が年によって違うのは気のせいでしょうか。 

ゲンキーは福井県に本社のあるドラッグストアーです。

北陸地方で店舗を増やし地盤を固めている、その地域では有力な会社です。

株主優待の案内と一緒に申し込みはがきが送られてくるので、希望の品に記しを付して返信します。

申し込み期限は早めに設けられているので、返信は早めにすべきです。

株主優待割引券は使える人が限られますが、近所にゲンキーのお店がある人にとってはとても重宝する優待品です。

遠方の株主にはプライベートブランドの化粧品、サプリメントなどドラッグストアらしい選択肢もあります。

いろいろ選択肢はありますが、ゲンキーのおすすめ優待品といえばこちらです。

福井コシヒカリ5kgです。

米どころとして福井県はあまり知られていなかったので、初めて頼んだときは全く期待していなかったのですが、あまりの美味しさに飛びあがる思いでした。

それ以降毎度株主優待をいただいたら、お米5kgを頼もうとしています。

さて株を買うタイミングですが、6月という時期柄、日経平均の下落局面に権利落ち日が巡りがちで例年信用売りがかさみます。

当然のように逆日歩は高額になります。

株価は安くないので3日分の逆日歩が付く時は難しい投資判断を迫られます。

掲載できるデータが1ページの許容量を超えてしまいました。

優待廃止銘柄　自社サービス割引券編

こちらでかつて優待制度があった銘柄の品々の続きを紹介しています。

株主優待をもらうにはへ移動する。

株式市場の上場基準へ移動する。

ニュースで目にする経済指標へ移動する。

投資信託の費用と専門用語へ移動する。

債券投資を分かりやすくへ移動する。

株主優待の記録へ移動する。

優待が廃止、終了、休止となった銘柄の品々へ移動する。

実践派FPの株主優待ブログへ移動する。

実践派FPの手づくり株主優待ノートのトップページへ移動する。

野に咲く花のように(外部ブログ)へ移動する。