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うどんをすすりながらSDGsについて考える。

サステナブル,SDGs

私は優待品が贈られたときに、その内容からその地域を知る事があります。今回は日伝という商社の株主優待を通じて、とある地方の地球環境保護の取り組みを知ることができた話です。


伝導機の商社

本日日伝から株主優待が到着しました。パリッとした包装は、堅実な会社を想像させます。

日伝は1935年3月に西木利吉が創業した会社がはじまりで、西木は1952年1月に日本傳導株式会社を設立。日本一の伝導機問屋を目指して事業規模を拡大し現在に至ります。

 

日伝は、人間力、技術力、調達力、情報発信力の4つの力を事業活動の柱に据えて、自動車や電機メーカーをはじめ政府機関等とも取引をする専門商社です。

 

株主優待品は、大阪本社の会社らしくうどんがもらえます。うどん以外の選択肢に米とクオカードがあります。

 

日伝の株主優待制度はこれまで毎年9月30日基準日の株主を対象としていましたが、平成29年以降は3月末と9月末の年2回の実施に変更されました。

9月末優待は12月に到着

100株以上1,000株未満の株主には、さぬきうどん3食分×3袋が贈られます。暮れの寒い時期に贈られてくるので、温かいうどんが体を温めてくれます。

 

ところで、私は今年4月の東建コーポレーションの株主優待で、さぬきうどんセットを依頼。さらに6月には穴吹興産の株主優待のさぬきうどんセットを依頼。

 

本日日伝からうどんが到着し、我が家のダイニングはうどんで溢れ返っています。

画像のうどんは、上が東建コーポレーション、中央が日伝、下が穴吹興産からいただいたものです。

 

どの品もお洒落な包装で、良質のうどんを贈ってくれたのは間違いないでしょう。自宅にはうどんだらけで、これには香川県の人もびっくりすると思います。

地球環境保護に向けた香川県民の取り組み

ここで日本一のうどん王国香川県のうどん消費事情について説明すると、香川県では1年間で県民1人あたり約230玉のうどんを消費するようです。3日で約2玉の消費ペースですから凄まじいです。

香川県

 

香川県のうどん関連の廃棄物もまたすごい量になっていて、年間約3,000トンのうどんの他にだしやゆで汁が廃棄されているそうです。これは循環型社会に逆行しているという事で、県はリデュース、リユース、リサイクルの3R活動に力を入れ始めました。

 

うどんまるごと循環プロジェクト(外部サイトへ移動します)

 

香川県の取り組みは廃棄ロスの有効活用です。現在は生産者サイドの努力のみとなっていますが、今後は廃棄ロスをうどん価格や課税によって消費者に転嫁していき、社会全体で関わっていく形が良いかも知れませんね。